HELLSING I DIGEST FOR FLEAKS

HELLSING 7 (7)
HELLSING 7 (7)
posted with amazlet on 06.01.25
平野 耕太
少年画報社 (2004/12/27)
売り上げランキング: 4,018

というわけでテレビ神奈川でやっていた奴を撮っといたので見ることにしました。なんのことかわからない人もいると思うので一応補足。OVA版のHELLSINGが制作進行中だったのですよ。一番始めの発売日は去年だったわけですが、のびのびのびと伸びて来月の十日、つまり2/10にようやく発売と言うことになったわけです。てか、TVで前やってなかったっけ?って人正解。そう、一度制作されたんですが、あまりの出来の悪さ&原作改悪の酷さが散々でした。今回も監督はところともかず氏ですが、二の舞二の轍を踏まないようにクオリティを下げない徹底した物を作ろう!って事になったわけですよ。
で、なんでテレビ神奈川で放送となったかはちょっとわかりません。元々OVAを販売する上での試供品営業とかファンサービスの一環とかがあり得ますが、多分枠を取ること自体は随分前から動いていたんでしょうね。じゃないとTVの枠ってそう簡単に取れませんから。確か一番始めの発売日が去年の十一月だったからその前にもう取っておいたんでしょう。ただ、ローカル局ですし、もっとフレキシブルに出来てたのかもしれません。発売して三ヶ月経ってのテコ入れの予定が、思わぬ形での試供品提供となってしまったのかは制作陣だけが知ってますから。ま、我々は見れりゃいいんです、見れりゃ。で、見たわけです。
久々に鳥肌の立つアニメですね、こりゃ!こだってるよ、すごく拘ってる。作画のレベルだけじゃなくて音声さえも拘ってますよこりゃ。SEのこだわり方からするとドルビーですな。全体的な迫力はTV版の十倍以上ですね。スタイリッシュな戦闘は完全に別物の域です。尻すぼみだった前回が嘘のようですわ。というか、闇歴史追加決定。流石に原作大好き人間が大挙集まって煮詰めて煮詰めて煮詰めた挙げ句ですからこうじゃないといけませんよ。原作マンセーは伊達じゃないわけで。ふけーことセラス・ビクトリアのえろーい感じがよく出てます。ふるえる舌まんせー。あと、ステポンチンな戯画もしっかり再現されてますよ、ええ。
ああ、もう一度見返したんだけど清川元夢さんの台詞が劇中ほぼ0だったのが勿体ないw。クレジットされてるのに・・・。後懸案だったアレクサンドル・アンデルセン神父の声優交代ですが、ちょっと複雑ですね。私は脳内再生声優が元々野沢那智さんじゃなくて若本規夫さんだったんで初めてその報を聞いたときは小躍りしたもんですが、実際に聞いてみると喋るときはOKなんですが笑い声がどうも・・・。しかも第一声が「ヌホゥ」ってw。那智笑いの高音で割れる感じと若本笑いの低く絞り上げる感じは両方に違和感がありました。若本さんが那智笑いの高音で割れる感じでやってくれればよかったのにと思わずにはおれませんが、そこはそれ些事って奴です。なにしろ若本さんの朗々とした歌うように語る部分は最高ですから。
そういえば、前回セラス役の声優の折笠富美子の稚拙さが目立ったんですが、今回全然気になりませんね。いろいろあったんでしょうなぁ。結構レギュラーをやってたみたいだし、ぱにぽにとか。
気が早いかも知れませんが、もう今年ベストワンが決まったかもしれません。