プロフェシー

テレ東でやっていたので見る。冒頭から羽持ちの人の姿が見えたのと赤い目、そして予言やら、なんやらで早々に「モスマン」ネタである事に気付く。モスマンは今南米での目撃例が多かったような。モスマンは1966年から67年のごく短い間にウェストバージニアで目撃されて、ある日パタッと居なくなった所謂UMA
確か不吉の象徴みたいな扱いだったような。

主人公は嫁さんが唐突に死亡。二年後に車の運転していたら、気が付いたら変な街に来ていて車がエンスト。近くの家に電話を借りようとすると、突然ライフルを突きつけられて殺されそうになる。警察到着。どうやらこの家の主は幻覚を見ているようだ、という事に。女性警察官にモーテルとバーを兼務してるような店につれていかれて地図を見せてもらうと・・・なんと600KMも離れた場所にいる事を教えてもらう。わずか1時間半で600KMも車で移動する事は普通は出来ないだろう。何でこんなところに居るんだろうと悩む主人公。
日があけて、昨日の電話を借りに行った家の主人と出会う。別段そこまでおかしい男ではないらしいという感触をえる。昨日の警察官にも出会う。聞く話によると街では変な事が起こっているらしい。例えばノイズだけの電話やら黒い羽のある人型の生物の目撃例やら。まーなんつーか不気味さを強調するための小道具ですな。
それ以来色々とおかしな事が主人公とその周辺に起こりだす。予言とかに詳しい著述を持つ作家だか医師だかに電話をかけるが相手にされず。まぁ、その後色々あって断られた人に直接会ってこのおかしな超常現象の元はモスマンという事になる。
モスマンは変幻自在の容姿に人の心が読めたり、未来を予測できるという能力を持っていたりする。(なんてご都合主義な設定)
医師だか作家だかは深みに嵌りすぎて、周りから精神異常者とみなされ4年も精神病院に入れられたというリアルだけアレな設定。ちょっと笑った。
で、結局着地点如何するのかなと思ったけど、主人公がモスマンを追うのを止める事と予言が成就されてない「川での大惨事」という最後の予言から最初に出てきた女性警察官を救う事で終わる。
(シナリオのあらすじは適当に書いてます)
まぁ、雰囲気ホラーな映画ですな。神秘とか超自然的な物を肯定的に扱っている内容。キリスト教的な内容が全くなくていい感じ。ぐだぐだであるが取り乱したリチャード・ギアが見れるので別にいいんじゃない(適当
ホラー系だけど直接の脅威の映像が全くないのが特徴っていったら特徴ですな。
作品に思想性やら問題提起やらないので気楽に見られますな。あと、海外のホラーに多い無駄にでかい悲鳴とかないし。