JR福知山線脱線事故 今日のまとめ

今日18時現在、犠牲者は106名で運転手も死亡。
犠牲者が100名を超えた電車事故は1963年のJR横須賀線の鶴見-横浜間脱線事故(死亡者161名)以来の事らしい。100名を超えたそれ以外の事故は

の4件(警察庁調べ)
事故原因は今までの予想だった置石説、自動車説はほぼ完全に否定の状況
国土交通省交通・鉄道事故調査委員会の公式見解としては
「カーブ内側にあたる右側の車輪が浮き上がり、そのまま先頭車両が軌道から逸脱してして左側に倒れこんだ『転覆脱線』」
ということらしい。

  • 右側の車輪がレールに残した傷跡が見られない
  • レール間の枕木や敷石の上を右側車輪が走った痕跡が無い
  • 左側レールの頂部にも載りあがり脱線特有の傷が無い事

がその証左らしい。
普通の脱線事故は車輪とレールの間の摩擦が高まる事によって、車輪がレールに接触しながら乗り越える「乗り上がり脱線」(「せりあがり脱線」)といわれるものだが、上の3つの状況からして今回の事故は乗り上がり脱線ではない模様。
結局のところ脱線の原因は速度超過・急ブレーキによる偶発的なもののようだ。ただ、まだ完全に原因の追究は出来ているわけではない。