2006年1月に読んだ小説

日付順に並べてみた。下に総括があります。
新堂冬樹 血塗られた神話
西澤保彦 腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿
浅倉卓弥 四日間の奇蹟
佐藤友哉 フリッカー式
道尾秀介 向日葵の咲かない夏
桐野夏生 魂萌え!
森博嗣 幻惑の死と使途
茅田砂胡 パンドラの檻
舞城王太郎 土か煙か食い物
高田崇史 QED 百人一首の呪
綾辻行人 人形館の殺人
蘇部健一 六枚のとんかつ
石持浅海 セリヌンティウスの舟
島田荘司 占星術殺人事件
山田悠介 リアル鬼ごっこ
浅暮三文 ダブ(エ)ストン街道
東野圭吾 探偵ガリレオ
奥田英朗 サウスバウンド
奥田英朗 港町食堂
冲方丁 マルドゥック・スクランブル(圧縮・燃焼・排気)
リリー・フランキー ボロボロになった人へ
西澤保彦 彼女が死んだ夜
東野圭吾 分身
あさのあつこ バッテリー(1〜6)
殊能将之 鏡の中は日曜日
殊能将之 樒/榁
横山秀夫 半落ち
あさのあつこ TheMANZAI
東野圭吾 予知夢
1月に読んだのは計36冊。ただし児童書が含まれているため実質31か32冊相当ってところですね。
何はなくとも浅暮三文の『ダブ(エ)ストン街道』は必読。でもファンタジーを求めていない人の場合は厳しいかもしれない。それでもそこを解っていれば全年齢向けの小説として楽しめるかと。
次点は舞城王太郎の『土か煙か食い物』と西澤保彦の『腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿』かな。
実は私舞城が大の苦手でした。文章が気持ち悪いというか構築される世界観がどうにも駄目とか生理的に受け付けない感じでしたが、デビュー作は私が思っているほど合わなかったわけではなかったの普通に楽しめました。そういえばこの『土か煙か食い物』はシリーズ物らしいので手を出してみたいと思います。
西澤保彦はライトな筆致で口語も軽やか、現代大衆小説家としての入りやすさはピカ一かと。あと十年は風化を免れるでしょう。『腕貫探偵』はそんな作家が短編という切り口で一つの接触点である「腕貫探偵」を経て物語が展開するそんな小説です。軽食的にどうぞ。胃にもたれなくていいですよ。
うーん三冊か・・・一個めっけもんがあったからよしとするかな。