西尾維新 ダブルダウン勘繰郎

最近のラノベ世界で名を上げてる筆者。とりあえずどれでもいいから読もうと手にとった本をまさか大いなる錯誤が待ち受けてるとは表紙を家に着いて見るまで気が付かなかった。

あらすじ

探偵を志すもの虚野勘繰郎、かつて探偵だったもの逆島あやめ、かつて探偵を志したもの蘿蔔むつみのお話

感想

あー騙された騙された騙された騙された騙された騙された騙されただまされたーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
っと、レジで気付けばよかったのですよ。「クビキリサイクル」を手にとったつもりだったのに家に帰って空けて放置してみればこいつが有ったわけで。
誰が好き好んでJDC物なんぞ読みたくなるものかね。
糞面白くも無い清涼院流水なんぞこちらからお断りだ!

まぁ、それはおいておいて、初読み西尾維新としてはある意味間違っていないかもしれないとか思った、今。二冊目読んだら気も変わるかもしれんがね。
典型的ラノベの言葉のキャッチボール主体+徹底的一人称視点なので頭がパープーでも酒飲んでても読めます。問題はその厚さ。
ふざけてんのかーーーーーーー!
本編128ページで終了。なお、新書本。価格760円税別。
・・・あほか!!!!!!!!!!!
金返せェェェェ!!!!!!!!!!!!!

絶叫も飽きてきたので本編感想
どうやら西尾維新の特徴は丸括弧多用、傍点多用、自己卑下多大、あらゆるものに喧嘩を売る、あたりかと。語り口軽妙でキャラクターが多弁なあたりは好感が持てるけど、この本だけじゃ本人の特徴といえるかどうかは微妙。まぁ、第23回メフィスト賞受賞作「クビキリサイクル」読まないと原点とこの先の行く末はわからんでしょうな。
メフィスト賞って文壇の異端に賞を与える事だけに執心してる節があるから、微妙なんだけど、肝試し的に読む分には問題ないかな。ただ補足としてメフィスト賞は玉石混交なのは確かではある。優れた作品と凡作といえるようなどうでもいい作品が並列的に並んでるんで、実際に読むまで個別についてはきちんと区別した方がいいとは思う。糞味噌だったりする事もあるけどなー。
流水よりは内容に意味があるので一応まだいいんだけど、流水世界という事で40点。
アンチ探偵ミステリー足りえないという事で流水に及ばず。というか、ミステリー作家としての気概が抜けてないのかな。まぁ、それは正解なんだが。奴は抜けすぎだし、無意味。
ただ、不条理小説としてはまだ成り立っている雰囲気。条理も十分すぎるほどあるわけどね。内容無い割には楽しめる。点数低いのはただ、JDCという事だけ。それに尽きる。ただ、西尾維新のJDCがJDCの本流だったら面白いのかもしれない。それならアンチ推理ミステリーであっても文章で楽しませてくれるので気にならないと思う。

参考リンク

ダブルダウン勘繰郎
ダブルダウン勘繰郎
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西尾 維新
講談社 (2003/03)
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