巌窟王23話・24話の感想

巌窟王は22話まで追って見てきたアニメなんですが、ようやく23・24話みたわけですよ。
世の中でどの様な評価されてるか分からないんですが(というかそんなもん気にしないわけで)、えらくアルベールとモンテ・クリスト伯爵の精神的なホモチックな描写が露骨だったりする割にはよくまとまってるなぁ、とか思ってたりしたわけです。
まぁ、確かに難はあるわけですよ。きれいだけど、なれないと目がちかちかするとかね。斬新な演出ですが、ありゃ一長一短ですわな。
ま、そこら辺は置いておいて、最終回とその前の話ですが、こりゃダメダメですた。いやー悪い意味で期待を裏切られました。今まで纏めていたのは一体なんだったんだと言わんばかりの矛盾ばかりで、例えとしたら、タイムボカンシリーズの悪者が毎回やられる度に真人間になるぐらいのダメさ加減でしたわ。
アルベールの親父は22話でアルベールを自分で撃ってるのに、23話では人質に捕られたらまるで弱みのように振舞ってるし、巌窟王を追い出すときの切り札がアルベールのキスって・・・。伏線としか考えられなかった海賊の剣は一体どこに行ったんだか・・・。
ま、23話に関してはもう力技で纏めるしかないって結論だったのかもしれんが、こりゃもう一話分くらい割いてやるべきだったんじゃないかと思ったり。
で、最終話ですよ。
これも・・・なんつーか、当り障りの無い5年後の近況報告で、しかも時系列と場所がばらばらに羅列されていると言う・・・なにがしたかったんだ?と、?マークが4つぐらい出てくる感じですよ。結局ユージェニーに教会で再会できたのか?という描写まで行かずにフェードアウトはないでしょう・・・。
つーかエデについての描写が少なすぎるぞと(結局そこかよ)。
どうやら国の王女>女王のルートっぽいが、結局アルベールとの絡みは無かったしな。
どちらにしてももう一話分、話をきちんと補完するためにも増やした方がいいと力説しておきます。
つーかGONZOにはHellsingで落胆させられて以降、得心行った作品がでないですょ。
色々加味して、22話までを95点、それ以降を60点としておきます。