飯嶋和一 黄金旅風
本屋大賞第八位のこの本。ここの黄金旅風べた褒めを信じて読み始めた。
あらすじ
長崎代官末次平蔵政直がオランダと国交を断ち、息子の平蔵茂貞がそれを復活させるまでの話。
更に長崎奉行の変更と新奉行となった竹中采女正重義が私腹を肥やし、その金でルソン島制圧のための軍資金として用い、獲らぬ狸の皮算用を行い、ルソンをイスパニアより調達したならばオランダに台湾と交換を申し出て、自らの所領とし、貿易の要として更に私腹を肥やす事を狙う話も同時進行。
感想
人間の掛け合いがねー。なんだこれ。人がほとんど喋らん。喋ってもすげぇ一方的。70%以上が状況進行の説明。
説明!説明!説明!
これ読んで面白い奴いるのかよ(呆
史記的記述なんだけど、史記というには5年しかかかってないから無理がある。
まぁ、でも、面白い部分もありましたよ。でも連作短編形式で面白いところだけやりゃあ善いのに。つまらん所はとことんつまらんですよ。
何度も何度も同じ事の説明が出てくるのでうんざりもするし、詰めて書かれているので読みづらい。
こんなの薦める奴は二度と信用はしませんわ。
点数は45点ってところか。
追記:これミステリーなんだろうか?広義のミステリーに入らなくも無いが、分類としてはミステリーに入れたくないな。